正解を2つ選んでください。
正答1・4
解説
正解は1と4です。
抗菌薬は作用点によって、細胞壁合成阻害、細胞膜障害、蛋白合成阻害、核酸合成阻害などに分けられます。
蛋白合成阻害薬は、細菌のリボソーム(30Sまたは50Sサブユニット)に結合して蛋白合成を止めます。
【選択肢別解説】
1:○ アミカシンはアミノグリコシド系薬です。
リボソームの30Sサブユニットに結合し、蛋白合成を阻害します。
2:× ダプトマイシンは環状リポペプチド系薬です。
細胞膜に入り込んで膜電位を失わせる細胞膜障害薬で、蛋白合成阻害薬ではありません。
3:× バンコマイシンはグリコペプチド系薬です。
細胞壁の材料の末端(D-アラニル-D-アラニン)に結合して細胞壁合成を阻害し、蛋白合成阻害薬ではありません。
4:○ ミノサイクリンはテトラサイクリン系薬です。
リボソームの30Sサブユニットに結合し、アミノアシルtRNAの結合を妨げて蛋白合成を阻害します。
5:× シプロフロキサシンはキノロン系薬です。
DNAジャイレースとトポイソメラーゼIVを阻害する核酸合成阻害薬で、蛋白合成阻害薬ではありません。
【ポイント】
30Sに作用するのはアミノグリコシド系とテトラサイクリン系です。
50Sに作用するのはマクロライド系・リンコマイシン系・クロラムフェニコール・オキサゾリジノン系です。