正答2
解説
正解は2です。
切り出しは、採取された臓器から標本にする部分を選び、カセットに入る大きさに切り分ける工程です。
パラフィン包埋標本は、固定、切り出し、脱水、脱脂・透徹、パラフィン浸透、包埋、薄切、染色の順に作製します。
【選択肢別解説】
1:× 固定前の組織は軟らかく、正確な形で切り分けることが難しいです。
また切り出しに時間をかけると自己融解が進むため、通常は固定前には行いません。
2:○ ホルマリンで固定されると組織が適度に硬くなり、形を保ったまま切り分けられます。
そのため切り出しは固定後に行います。
3:× 脱水は、切り出してカセットに入れた組織をアルコールに通す工程です。
切り出しは脱水より前に済ませておきます。
4:× 脱脂は脱水に続いてキシレンなどで脂肪を除く工程です。
切り出しはそれより前に行います。
5:× パラフィン包埋後は、組織はパラフィンのブロックになっており、ミクロトームで薄切する段階です。
切り出しの時期ではありません。
【ポイント】
切り出しでは、病変と正常部の境界や断端など、診断に必要な部分を選ぶことが重要です。
固定前に行うのは、臓器を広げたり割を入れたりして固定液を十分に浸透させる操作です。