正答5
解説
正解は5です。
図の矢印が示す構造は、楕円形から細長い形をした小器官です。
外側を膜が取り囲み、内部には膜が棚のように張り出したひだ状の構造が平行に何本も並んでいます。
この内側のひだがクリスタで、二重膜とクリスタをもつ点がミトコンドリアの特徴です。
【選択肢別解説】
1:× ゴルジ体は、扁平な袋状の膜が何枚も弓なりに重なり、周りに小胞が集まる構造です。
楕円形の内部にひだが並ぶ図の構造とは異なります。
2:× 粗面小胞体は、表面にリボソームの黒い粒が付いた扁平な膜が層状に並ぶ構造です。
図の構造には閉じた楕円形の輪郭とクリスタがあり、異なります。
3:× 滑面小胞体は、リボソームの付かない管状や網目状の膜です。
図のように内部にひだをもつ楕円形の構造ではありません。
4:× リソソームは1枚の膜で包まれた球形の小胞で、内部は電子密度の高い不均一な物質で満たされます。
内部にクリスタはありません。
5:○ 外膜と、内側に折れ込んでクリスタを作る内膜からなる二重膜構造が見えます。
これはミトコンドリアの所見です。
【ポイント】
ミトコンドリアは内膜で酸化的リン酸化を行い、ATPを産生します。
心筋や骨格筋など多くのエネルギーを使う細胞では、ミトコンドリアが多く、クリスタもよく発達しています。