正解を2つ選んでください。
正答4・5
解説
正解は4と5です。
画像検査では、検査法ごとに使う造影剤や薬剤が異なります。
MRIでは、磁性をもつ物質で水素原子核の緩和時間を変えて、病変のコントラストを強めます。
【選択肢別解説】
1:× 微小気泡は超音波を強く反射するため、超音波検査の造影剤として使います。
MRIでは使いません。
2:× テクネチウムは放射性同位元素として核医学検査(シンチグラフィ)に使います。
MRIの造影剤ではありません。
3:× 硫酸バリウムはX線を吸収するため、消化管のX線造影検査に使います。
MRIでは使いません。
4:○ ガドリニウム製剤は常磁性体で、周囲の水素原子のT1緩和時間を短縮します。
T1強調像で病変や血管を高信号に描出する代表的なMRI造影剤です。
5:○ 超常磁性酸化鉄製剤〈SPIO〉は肝臓のKupffer細胞に取り込まれ、T2短縮効果で正常肝の信号を下げます。
Kupffer細胞をもたない腫瘍が相対的に目立つため、肝腫瘍の検出に使います。
【ポイント】
造影剤は「X線はヨードとバリウム、MRIはガドリニウムとSPIO、超音波は微小気泡、核医学は放射性同位元素」と整理しましょう。
ガドリニウム製剤は腎機能が高度に低下した患者では腎性全身性線維症に注意が必要です。