正答1
解説
正解は1です。
サーモグラフィは、体表から出る赤外線を検出して皮膚温の分布を画像にする検査です。
皮膚温は皮下の血流量を強く反映するため、血流が多い部位は高温相、少ない部位は低温相になります。
【選択肢別解説】
1:○ 動脈瘤では拡張した動脈内を多量の血液が流れています。
その熱が体表に伝わり、周囲より高い温度として描出されます。
2:× 皮膚潰瘍は血流障害を背景に生じることが多く、病変部は低温相を示すことが多いです。
3:× リンパ浮腫では皮下に組織液がたまり、熱が体表に伝わりにくくなります。
そのため高温相ではなく低温相を示しやすいです。
4:× Raynaud現象は寒冷などで手指の動脈が攣縮し、血流が減る現象です。
手指は高温相ではなく低温相になります。
5:× 閉塞性動脈硬化症では下肢の動脈が狭くなり、末梢の血流が減ります。
足部は高温相ではなく低温相になります。
【ポイント】
高温相を示す代表は、炎症・悪性腫瘍・動脈瘤・動静脈瘻など血流が増える病態です。
低温相を示す代表は、閉塞性動脈疾患・Raynaud現象・浮腫など血流が減る病態です。