正答5
解説
正解は5です。
超音波は体内を進むほど減衰するため、深い部位からの反射信号ほど弱くなります。
そのまま表示すると深部が暗く写るので、深さに応じて受信の増幅度を変えて明るさをそろえる機能が必要です。
【選択肢別解説】
1:× γ補正は、信号の強さと画面の明るさの関係を曲線的に変換する機能です。
深さに応じた感度調整ではありません。
2:× ゲインは受信信号全体の増幅度を一律に変える機能です。
深さごとに変えるものではありません。
3:× フォーカシングは音響レンズや電子制御で超音波ビームを細く絞り、方位分解能を高める機能です。
受信感度の調整ではありません。
4:× ダイナミックレンジは、画面に表示する信号の強さの幅を決める機能です。
画像のコントラストに関わり、深さごとの感度調整ではありません。
5:○ STC〈sensitivity time control〉は、反射波が返るまでの時間、つまり深さに応じて増幅度を変える機能です。
深部の減衰を補い、浅部から深部まで均一な明るさにします。
【ポイント】
STCは時間利得補正〈TGC〉とも呼ばれます。
「全体はゲイン、深さごとはSTC」と区別して覚えましょう。