正答1
解説
正解は1です。
神経伝導検査は、皮膚の上から神経を電気刺激し、筋や神経から得られる電位で伝導速度や振幅を調べる検査です。
記録される電位は、太くて伝導の速い有髄線維の活動を主に反映します。
【選択肢別解説】
1:○ Aα線維は最も太い有髄線維で、骨格筋を動かす運動線維や筋紡錘からの求心線維にあたります。
運動神経伝導検査で評価する対象です。
2:× Aγ線維は筋紡錘内の筋線維を支配する細めの運動線維です。
神経伝導検査の電位にはほとんど反映されません。
3:× Aδ線維は細い有髄線維で、鋭い痛みや冷覚を伝えます。
通常の神経伝導検査では評価できません。
4:× B線維は自律神経の節前線維で、細く伝導の遅い線維です。
神経伝導検査では評価できません。
5:× C線維は無髄線維で、鈍い痛みや自律神経の節後線維にあたります。
伝導が非常に遅く、通常の神経伝導検査では評価できません。
【ポイント】
神経伝導検査は太い有髄線維の検査なので、細い線維が主に障害される小径線維ニューロパチーでは正常になりえます。
感覚神経伝導検査では、触覚などを伝えるAβ線維が主な評価対象です。