正答4
解説
正解は4です。
MALDI-TOF-MS(マトリックス支援レーザー脱離イオン化飛行時間型質量分析)は、イオンが一定距離を飛ぶ時間から質量を求める装置です。
微生物の同定や蛋白質の分析に広く使われています。
【選択肢別解説】
1:× 同じエネルギーで加速されたイオンは、質量が小さいほど速く飛びます。
分子量の大きい物質ほど遅く検出器に届きます。
2:× 飛行速度は質量と電荷の比(m/z)で決まります。
電荷が大きいほど強く加速されるため、電荷の影響を受けます。
3:× イオンは真空にした飛行管の中を飛行します。
空気中では分子と衝突してしまい、正確に測定できません。
4:○ 試料をマトリックスと混ぜて結晶化し、パルス状のレーザーを照射します。
マトリックスがエネルギーを吸収し、試料を壊さずにイオン化できます。
5:× タンデム質量分析装置は、2台の質量分析部を並列ではなく直列につなぎます。
1台目で選んだイオンを壊し、2台目でその断片を分析します。
【ポイント】
TOF型では「軽いイオンほど先に着く」という原理を押さえましょう。
細菌の同定では、主にリボソーム蛋白質の質量パターンをデータベースと照合します。