正答5
解説
正解は5です。
グリコアルブミン〈GA〉は、血中のアルブミンにブドウ糖が結合したものです。
HbA1cと比べて、反映する期間が短く、赤血球寿命の影響を受けない点が特徴です。
【選択肢別解説】
1:× 鉄欠乏性貧血で高値になるのはHbA1cです。
古い赤血球の割合が増えるためで、アルブミンを指標とするGAは影響を受けません。
2:× 6.2%以下はHbA1c(NGSP値)の基準範囲です。
GAの基準範囲は11〜16%程度です。
3:× 約1〜2か月の平均血糖を反映するのはHbA1cです。
GAはアルブミンの半減期(約17日)に対応し、約2週間の平均血糖を反映します。
4:× バリンに糖が結合するのはHbA1cです(β鎖N末端のバリン)。
GAは主にアルブミンのリジン残基に糖が結合したものです。
5:○ 透析患者では腎性貧血や赤血球造血刺激因子製剤の影響で赤血球寿命が短くなり、HbA1cが低めに出ます。
GAはその影響を受けないため、血糖コントロールの指標に適しています。
【ポイント】
GAは赤血球の寿命が変化する病態(透析、溶血性貧血、妊娠など)で有用です。
一方、アルブミンの代謝が速くなるネフローゼ症候群や甲状腺機能亢進症では低値になります。