正答5
解説
正解は5です。
女性骨盤腔の超音波像で、臓器を位置関係とエコー像から同定する問題です。
横走査では、腹側に尿をためた無エコーの膀胱があり、その背側の中央に均一な中等度エコーの子宮があります。
矢印は子宮の右外側にある、小さな無エコーの円形構造が複数集まった部分を指しています。
右縦走査でも、同じように小さな嚢胞が集まった構造が矢印で示されています。
【選択肢別解説】
1:× 腟は子宮頸部から下方へ続く正中の管状構造です。
矢印のように子宮の外側に位置する構造ではありません。
2:× 子宮は骨盤腔の正中にあり、横走査では矢印の内側にある均一な中等度エコーの臓器です。
矢印の構造とは別です。
3:× 直腸は子宮の背側の正中を走り、内部にガスを含むため強いエコーと音響陰影を伴います。
小さな嚢胞の集まりには見えません。
4:× 膀胱は画像の腹側にある、尿で満たされた大きな無エコー域です。
矢印はその外側の別の構造を指しています。
5:○ 卵巣は子宮の外側にあり、内部に卵胞が小さな無エコーの円形として複数みられます。
矢印の構造はこの特徴に一致します。
【ポイント】
膀胱を音響窓として利用すると、その背側に子宮、子宮の外側に卵巣が描出されます。
卵巣は「卵胞による小さな嚢胞の集まり」として見つけるのがコツです。