血液型検査の結果を以下に示す。
抗A 抗B A₁赤血球 B赤血球 抗D Rhコントロール
0 0 4+ 4+ 0 0
血液型を確定するために必要な検査はどれか。
正答4
解説
正解は4です。
ABO血液型はオモテ検査とウラ検査が一致して初めて確定します。
RhD血液型は、抗D試薬で凝集しない場合に追加の検査を行って確定します。
オモテ検査では抗A・抗Bとも凝集せず、O型です。
ウラ検査ではA₁赤血球・B赤血球とも4+で凝集し、O型と一致します。
抗Dが0でRhコントロールも0なので、RhDは陰性が疑われます。
【選択肢別解説】
1:× 吸着解離試験は不要です。
A型やB型の亜型で、弱い抗原を確認するときに行う検査です。
2:× 抗体同定試験は不要です。
不規則抗体スクリーニングが陽性のときに、抗体の種類を調べる検査です。
3:× 糖転移酵素測定は不要です。
ABO亜型やキメラなど、オモテとウラが一致しない場合に行う検査です。
4:○ D陰性確認試験が必要です。
直後判定でD陰性でも、抗グロブリン法で反応する弱いD抗原(weak D)を否定してからD陰性と確定します。
5:× 直接抗グロブリン試験は、ここでは不要です。
Rhコントロールが陽性のときなどに、赤血球への抗体結合を確認するために行います。
【ポイント】
抗Dで凝集しないときは、D陰性確認試験を行うまで「D陰性」と確定しません。
Rhコントロールが陰性であることは、抗D試薬の判定が信頼できることを示します。