正答3
解説
正解は3です。
Gram染色は細胞壁の構造の違いで細菌を染め分ける方法です。
一部の菌は、細胞壁の性状のためにGram染色では染まりにくいことがあります。
【選択肢別解説】
1:× Haemophilus influenzaeはGram染色でよく染まります。
グラム陰性の短桿菌として観察されます。
2:× Klebsiella pneumoniaeはGram染色でよく染まります。
莢膜をもつ太めのグラム陰性桿菌として観察されます。
3:○ Legionella pneumophilaはGram染色で染まりにくいです。
グラム陰性桿菌ですが、通常のGram染色では淡くしか染まりません。
Giménez染色などで観察し、BCYEα培地での培養や尿中抗原検査で診断します。
4:× Moraxella catarrhalisはGram染色でよく染まります。
グラム陰性の双球菌として観察されます。
5:× Streptococcus pneumoniaeはGram染色でよく染まります。
莢膜をもつランセット形のグラム陽性双球菌として観察されます。
【ポイント】
Gram染色で染まりにくい代表は、レジオネラ・抗酸菌・マイコプラズマ(細胞壁がない)などです。
喀痰のGram染色で菌が見えない肺炎では、これらの病原体を考えます。