細胞浮遊液の細胞数を算定した。
Bürker-Türk計算盤(別冊No.12)を別に示す。
図中に赤字で示す数字は、赤点線で囲った各大区画にある細胞数である。
検体は、希釈せず使用し、大区画の容積は0.1μLとする。
細胞浮遊液の細胞数〔/μL〕はどれか。
正答3
解説
正解は3です。
計算盤による細胞数の算定では、数えた細胞数の平均を区画の容積で割り、希釈倍数を掛けて求めます。
別冊No.12では、赤点線で囲った大区画は4つで、細胞数はそれぞれ10個・8個・7個・11個です。
【計算】
4区画の合計は10+8+7+11=36個です。
1大区画あたりの平均は36÷4=9個です。
大区画の容積は0.1 μLなので、1 μLあたりは9÷0.1=90個です。
希釈していないので希釈倍数は1で、細胞数は90/μLとなります。
【選択肢別解説】
1:× 9は1大区画あたりの平均の個数です。
容積0.1 μLで割って1 μLあたりに換算していないため誤りです。
2:× 36は4区画の合計の個数です。
区画数で割って平均し、容積で換算する必要があります。
3:○ 90/μLが正しい値です。
平均9個を容積0.1 μLで割ると求まります。
4:× 360は合計36個を0.1 μLで割った値です。
4区画の合計の容積は0.4 μLなので、正しくは36÷0.4=90/μLです。
5:× 900は換算を誤った値です。
平均9個に100を掛けたことになり、容積の扱いが正しくありません。
【ポイント】
細胞数(/μL)=数えた細胞数÷(数えた区画の容積の合計)×希釈倍数です。
区画の外にある細胞は数えないことも大切です。