正答4
解説
正解は4です。
Mタンパク(M蛋白)は、1つの形質細胞やB細胞の系統が増えて作られる、単一の種類の免疫グロブリンです。
血清蛋白電気泳動では、γ〜β分画に幅の狭い鋭いピーク(Mピーク)として現れます。
【選択肢別解説】
1:× 慢性肝炎ではさまざまな種類の免疫グロブリンが増えます。
多クローン性の増加で、Mタンパクではありません。
2:× Basedow病は甲状腺刺激ホルモン受容体に対する自己抗体による病気です。
Mタンパクは通常みられません。
3:× 骨髄異形成症候群は造血幹細胞の異常で血球が減る病気です。
Mタンパクは通常みられません。
4:○ 原発性マクログロブリン血症は、リンパ形質細胞性の腫瘍が単クローン性のIgMを作る病気です。
血清にIgM型のMタンパクが認められます。
5:× 全身性エリテマトーデス〈SLE〉では多くの自己抗体が作られ、γグロブリンが多クローン性に増えます。
Mタンパクではありません。
【ポイント】
Mタンパクがみられる代表的な疾患は、多発性骨髄腫、原発性マクログロブリン血症、意義不明の単クローン性γグロブリン血症〈MGUS〉です。
免疫固定法でM蛋白のH鎖とL鎖の型を決めます。