正答1
解説
正解は1です。
C1は補体の古典経路の最初に働く成分で、C1q・C1r・C1sの3つの分子がカルシウムイオンでつながった複合体です。
抗原に結合した抗体にC1qが結合して活性化が始まります。
【選択肢別解説】
1:○ C1は熱に弱い易熱性の成分です。
血清を56℃で30分加温する非働化で失活します。
2:× 走化性因子として働くのはC5aです。
C1には好中球を呼び寄せる働きはありません。
3:× C1は古典経路の開始因子です。
別経路(第二経路)はC3から始まり、C1は関与しません。
4:× C1の活性化に必要なのはMg2+ではなく、Ca2+です。
Mg2+はC3転換酵素の形成に必要です。
5:× 血清中の濃度が最も高い補体成分はC3です。
C1ではありません。
【ポイント】
EDTAはCa2+とMg2+の両方をキレートするため、すべての経路の補体活性化を止めます。
EGTAはCa2+を主にキレートするため、古典経路とレクチン経路を止め、別経路は残ります。