正答1
解説
正解は1です。
図のGram染色では、ピンクから赤に染まる短い桿菌が多数みられます。
菌の周りには、核が分葉した好中球などの炎症細胞が散在しています。
赤く染まる短い桿菌はグラム陰性桿菌です。
新生児髄膜炎の原因で、グラム陰性桿菌の代表は大腸菌です。
【選択肢別解説】
1:○ Escherichia coli(大腸菌)はグラム陰性の短い桿菌です。
B群レンサ球菌と並ぶ新生児髄膜炎の主要な原因菌です。
2:× Listeria monocytogenesも新生児髄膜炎の原因になりますが、グラム陽性の短い桿菌です。
紫色に染まるため、図とは合いません。
3:× Neisseria gonorrhoeae(淋菌)はグラム陰性の双球菌で、そら豆が向き合った形です。
桿菌ではなく、新生児では結膜炎の原因になります。
4:× Pseudomonas aeruginosa(緑膿菌)はグラム陰性桿菌ですが、新生児髄膜炎の原因として最も考えられる菌ではありません。
5:× Streptococcus agalactiae(B群レンサ球菌)は新生児髄膜炎の主要な原因菌ですが、グラム陽性の連鎖球菌です。
図のグラム陰性桿菌とは合いません。
【ポイント】
新生児髄膜炎の三大原因菌は、B群レンサ球菌、大腸菌、リステリアです。
Gram染色の色(陽性・陰性)と形(球菌・桿菌)の組合せで菌を絞り込みましょう。