正解を2つ選んでください。
正答1・3
解説
正解は1と3です。
プロテインCは、トロンビンとトロンボモジュリンの複合体によって活性化されるビタミンK依存性の抗凝固因子です。
活性化プロテインC〈APC〉は、プロテインSを補因子として、活性化した凝固因子を分解して失活させます。
【選択肢別解説】
1:○ APCは活性型第Ⅴ因子(Ⅴa)を分解して失活させます。
これによりプロトロンビナーゼ複合体の働きが弱まります。
2:× 第Ⅶ因子は外因系の凝固因子で、組織因子経路インヒビター〈TFPI〉などで抑えられます。
APCの標的ではありません。
3:○ APCは活性型第Ⅷ因子(Ⅷa)を分解して失活させます。
これにより内因系のテナーゼ複合体の働きが弱まります。
4:× 第Ⅸ因子は主にアンチトロンビンによって阻害されます。
APCの標的ではありません。
5:× 第Ⅹ因子は主にアンチトロンビンやTFPIによって阻害されます。
APCの標的ではありません。
【ポイント】
APCの標的は、補酵素として働く第Ⅴ因子と第Ⅷ因子です。
第Ⅴ因子Leiden変異ではAPCで分解されにくくなり(APCレジスタンス)、血栓ができやすくなります。