正答2
解説
正解は2です。
May-Giemsa染色の図Aでは、赤血球の約2倍の大きさで、核が細胞のほとんどを占める細胞がみられます。
核のクロマチンは細かく網状で、細胞質はわずかで好塩基性です。
これは核/細胞質比〈N/C比〉の高い芽球の特徴です。
ペルオキシダーゼ染色の図Bでは、同じような芽球の細胞質に黒褐色の陽性顆粒がみられます。
ペルオキシダーゼ陽性の芽球は骨髄系と判断でき、急性骨髄性白血病が考えられます。
【選択肢別解説】
1:× 伝染性単核球症では、細胞質が広く好塩基性の異型リンパ球が出現します。
ペルオキシダーゼは陰性です。
2:○ 芽球がペルオキシダーゼ陽性であることから、骨髄系の芽球と判断できます。
急性骨髄性白血病に合致します。
3:× 成人T細胞白血病では、核に深い切れ込みのある花弁状の異常リンパ球が出現します。
ペルオキシダーゼは陰性です。
4:× 慢性リンパ性白血病では、小型で成熟したリンパ球が増加します。
芽球ではなく、ペルオキシダーゼも陰性です。
5:× 原発性マクログロブリン血症では、リンパ形質細胞様の細胞が増加します。
ペルオキシダーゼは陰性です。
【ポイント】
ペルオキシダーゼ染色で芽球の3%以上が陽性なら骨髄系、3%未満ならリンパ系などを考えます。
骨髄系の芽球では、針状のAuer小体がみられることもあります。