正答1
解説
正解は1です。
サルコイドーシスは、全身の臓器に乾酪壊死を伴わない類上皮細胞肉芽腫ができる原因不明の病気です。
肉芽腫の細胞が産生する物質が、血液検査での診断の手がかりになります。
【選択肢別解説】
1:○ アンギオテンシン変換酵素〈ACE〉は肉芽腫の類上皮細胞で産生されます。
血清ACE活性の上昇はサルコイドーシスの診断に有用です。
2:× C反応性蛋白〈CRP〉は炎症全般で上昇する非特異的な指標です。
サルコイドーシスの診断には役立ちません。
3:× インターロイキン6〈IL-6〉はCRPの産生を促すサイトカインです。
炎症で広く上昇し、サルコイドーシスに特異的ではありません。
4:× KL-6は間質性肺炎で上昇するマーカーです。
サルコイドーシスの診断に最も有用な指標ではありません。
5:× 肺サーファクタント蛋白D〈SP-D〉も間質性肺炎のマーカーです。
サルコイドーシスの診断に最も有用な指標ではありません。
【ポイント】
サルコイドーシスでは、血清ACEのほか、血清リゾチームや可溶性IL-2受容体の上昇、高カルシウム血症もみられます。
両側肺門リンパ節腫脹〈BHL〉とあわせて覚えましょう。