正答3
解説
正解は3です。
パラフィン包埋は、固定・脱水・透徹・パラフィン浸透・包埋の順で行います。
パラフィンは水と混ざらないため、まず組織中の水を除く脱水が必要です。
【選択肢別解説】
1:× キシレンは脱水ではなく、透徹に使います。
脱水に用いたアルコールを、パラフィンとなじむキシレンに置き換える工程です。
2:× トルエンは脱水ではなく、透徹に使います。
キシレンと同じく、アルコールとパラフィンの両方に溶ける溶剤です。
3:○ アルコールは脱水に使います。
低濃度から高濃度のエタノールに順に浸し、組織の水分を少しずつ置き換えます。
4:× ホルマリンは脱水ではなく、固定に使います。
蛋白質を架橋して組織の形態を保存します。
5:× クロロホルムは脱水ではなく、透徹に使います。
キシレンの代わりに用いられることがあります。
【ポイント】
急に高濃度のアルコールに入れると組織が強く収縮するため、濃度を段階的に上げます。
透徹が不十分だとパラフィンが浸透せず、薄切が難しくなります。