正答5
解説
正解は5です。
漏出液は、静水圧の上昇や膠質浸透圧の低下で血管外に水分が漏れ出たものです。
炎症を伴わないため、透明で蛋白・比重・LDが低いのが特徴です。
一方、滲出液は炎症や腫瘍で血管透過性が亢進して生じ、これらが高値になります。
【選択肢別解説】
1:× 混濁は滲出液の所見です。
細胞成分や蛋白が多い滲出液は混濁し、漏出液は淡黄色透明です。
2:× pH 7.20 は滲出液に合致します。
細菌感染や腫瘍では細胞の代謝で酸性に傾き、漏出液のpHは血液に近い値を保ちます。
3:× 比重1.026 は滲出液の値です。
漏出液の比重はおおむね1.015未満です。
4:× 乳酸脱水素酵素〈LD〉480 U/L は滲出液を示します。
細胞の崩壊や炎症でLDが上昇し、漏出液では低値です。
5:○ 蛋白1.8 g/dL は漏出液に合致します。
漏出液の蛋白はおおむね2.5 g/dL未満です。
【ポイント】
漏出液は肝硬変・ネフローゼ症候群・心不全などで生じます。
滲出液は癌性腹膜炎や細菌性腹膜炎で生じ、蛋白・比重・LD・細胞数が高くなります。