正答1
解説
正解は1です。
乳酸は、糖が酸素不足の状態で分解される(嫌気性解糖)ときにできる物質です。
本問は「誤っているもの」を選ぶ問題なので、誤った記述が正答になります。
【選択肢別解説】
1:○ 乳酸は主に肝臓で糖新生に使われて処理されます。
肝硬変では肝臓での処理能力が落ちるため、乳酸は減少ではなく増加します。
この記述が誤りで、本問の正答です。
2:× 骨格筋は、激しい運動などで酸素が足りなくなると嫌気性解糖を行い、乳酸を産生します。
正しい記述なので、正答ではありません。
3:× 低酸素血症では組織への酸素供給が不足し、嫌気性解糖が進んで乳酸が増加します。
正しい記述なので、正答ではありません。
4:× 乳酸は生体のpHではほとんどが解離し、乳酸イオン(陰イオン)として存在します。
正しい記述なので、正答ではありません。
5:× 乳酸アシドーシスでは、測定されない陰イオンである乳酸イオンが増えるため、アニオンギャップが増加します。
正しい記述なので、正答ではありません。
【ポイント】
乳酸は「筋肉などで作られ、肝臓で処理される」物質です。
ショックなどの組織低灌流や重い肝障害では、乳酸アシドーシスが起こります。