正答3
解説
正解は3です。
モノクローナル抗体は、1つのB細胞クローンに由来し、1種類のエピトープ(抗原決定基)だけを認識する抗体です。
抗体を作るB細胞を骨髄腫細胞と融合させたハイブリドーマを培養して作ります。
【選択肢別解説】
1:× 沈降反応では、抗原と抗体が網目状の大きな複合体を作る必要があります。
1つのエピトープしか認識しないモノクローナル抗体は網目を作りにくく、沈降反応には適しません。
2:× IgMクラスのモノクローナル抗体も作製できます。
ABO血液型判定用の抗A・抗B試薬などに、IgM型のモノクローナル抗体が使われています。
3:○ モノクローナル抗体はCD抗原などの特定の分子だけを認識できます。
そのため、フローサイトメトリでCD4陽性T細胞やCD8陽性T細胞などのリンパ球サブセットを解析するのに用いられます。
4:× 複数のエピトープに対する抗体の集まりは、ポリクローナル抗体です。
モノクローナル抗体は単一のエピトープだけを認識します。
5:× ハイブリドーマは、B細胞とT細胞の融合ではなく、抗体を作るB細胞と骨髄腫細胞(ミエローマ細胞)を融合させて作ります。
【ポイント】
骨髄腫細胞は無限に増殖する性質をもち、B細胞は特定の抗体を作る性質をもちます。
両者を融合することで、特定の抗体を作り続ける細胞が得られます。