正答3
解説
正解は3です。
ABO血液型の亜型は、A抗原やB抗原の量が少なかったり性質が違ったりする遺伝的な変異型です。
オモテ検査とウラ検査の結果が一致しないことをきっかけに見つかることが多いです。
【選択肢別解説】
1:× RhD陰性は、赤血球にD抗原がないRh血液型の表現型です。
ABO血液型の亜型ではありません。
2:× 後天性Bは、細菌の酵素によってA型の人のA抗原がB抗原に似た構造に変化した、一時的な状態です。
遺伝的な変異である亜型ではありません。
3:○ 日本人ではB亜型、特にBm型が最も多い亜型です。
Bmは赤血球のB抗原が非常に弱く、唾液には正常なB型物質が分泌されるのが特徴です。
4:× cis AB型は、1つの遺伝子からA型とB型の両方の糖転移酵素活性をもつ酵素が作られる型です。
突然変異で生じるのではなく、親から子へ遺伝します。
5:× 亜型の出現頻度は2%程度ではなく、それよりはるかにまれです。
【ポイント】
cis AB型の親からはO型と組み合わさってAB型の子が生まれることがあり、親子鑑定で問題になります。
亜型の判定には、吸着解離試験、唾液中の型物質の検査、糖転移酵素活性の測定、遺伝子検査を用います。