正解を2つ選んでください。
正答1・2
解説
正解は1と2です。
不規則抗体のうち、37℃で反応するIgG型の抗体は、溶血性輸血副反応の原因として臨床的に重要です。
室温以下でしか反応しないIgM型の抗体は、多くの場合臨床的意義が低いです。
【選択肢別解説】
1:○ 抗EはRh血液型の抗体で、主にIgG型です。
37℃で反応し、溶血性輸血副反応や胎児・新生児溶血性疾患の原因になります。
2:○ 抗Jkᵃ(Kidd血液型)はIgG型で、補体を活性化して溶血を起こします。
時間とともに検出しにくくなるため、再輸血時に遅発性溶血性輸血副反応を起こしやすい抗体です。
3:× 抗NはMNS血液型の抗体で、通常は低温で反応するIgM型です。
溶血性輸血副反応の原因になることはまれです。
4:× 抗P1はP血液型の抗体で、通常は低温で反応するIgM型です。
臨床的意義は低い抗体です。
5:× 抗Xgᵃは、溶血性輸血副反応の原因になることがほとんどない抗体です。
【ポイント】
臨床的に重要な不規則抗体は、Rh、Duffy、Kidd、Diego、Kell、Sなどの血液型に対する抗体です。
低温反応性のIgM型抗体には、抗M、抗N、抗P1、抗Leᵃ、抗Leᵇなどがあります。