正答4
解説
正解は4です。
β-ラクタマーゼは、アミノ酸配列によってクラスA〜Dに分けるAmbler分類が広く用いられます。
クラスA・C・Dは活性中心にセリンをもつ酵素で、クラスBだけが亜鉛イオンを必要とします。
【選択肢別解説】
1:× ペニシリナーゼはクラスAに属します。
黄色ブドウ球菌のペニシリナーゼや、TEM-1型などが代表です。
2:× オキサシリナーゼ(OXA型)はクラスDに属します。
オキサシリンをよく分解することから名付けられました。
3:× セファロスポリナーゼはクラスCに属します。
AmpC型とも呼ばれ、エンテロバクター属などが産生します。
4:○ メタロ-β-ラクタマーゼは活性中心に亜鉛イオンをもつ酵素で、クラスBに属します。
カルバペネムを含むほぼすべてのβ-ラクタム薬を分解し、EDTAなどのキレート剤で阻害されます。
5:× 基質拡張型β-ラクタマーゼ(ESBL)はクラスAに属します。
第3世代セファロスポリンも分解しますが、クラブラン酸で阻害されます。
【ポイント】
メタロ-β-ラクタマーゼにはIMP型、VIM型、NDM型などがあります。
検出には、メルカプト酢酸ナトリウム(SMA)などのキレート剤による阻害を利用したディスク法が用いられます。