正答3
解説
正解は3です。
細胞壁にメラニン色素をもつ真菌を黒色真菌といいます。
黒色真菌は、集落(コロニー)が暗褐色〜黒色になり、組織内でも菌糸や菌体が褐色にみえます。
【選択肢別解説】
1:× Aspergillus属の菌糸は無色の隔壁のある菌糸で、黒色真菌ではありません。
集落の色は主に分生子の色によるもので、菌糸の細胞壁にメラニンをもつ黒色真菌とは区別されます。
2:× Epidermophyton属は皮膚糸状菌(白癬菌の仲間)で、菌糸は無色です。
黒色真菌ではありません。
3:○ Exophiala属は代表的な黒色真菌で、細胞壁にメラニンをもちます。
黒色の集落を作り、黒色菌糸症やクロモミコーシスの原因になります。
4:× Penicillium属は無色の菌糸をもつ糸状菌です。
集落の緑色などは分生子の色であり、黒色真菌ではありません。
5:× Rhizopus属はムーコル目の真菌で、幅の広い隔壁の乏しい無色の菌糸をもちます。
黒色真菌ではありません。
【ポイント】
黒色真菌の代表は、Exophiala属、Fonsecaea属、Cladophialophora属などです。
黒色真菌による皮膚の慢性感染症では、組織内に褐色の硬壁細胞(sclerotic cell)がみられます。