正答5
解説
正解は5です。
多くの細菌染色は室温で行いますが、抗酸菌は細胞壁にミコール酸などの脂質を多く含み、色素が入りにくい性質があります。
そのため、Ziehl-Neelsen染色では加温して色素を浸透させます。
【選択肢別解説】
1:× Gram染色は、クリスタル紫、ルゴール液、アルコール脱色、サフラニン(またはフクシン)の順に室温で行います。
加温はしません。
2:× Neisser染色は、ジフテリア菌の異染小体を染める方法です。
メチレン青などとクリソイジンを用い、室温で行います。
3:× Giménez染色は、レジオネラ属菌やリケッチアの染色に用います。
石炭酸フクシンとマラカイト緑を用い、室温で行います。
4:× オーラミンO染色は、抗酸菌を蛍光顕微鏡で観察するための蛍光染色です。
室温で行うのが一般的です。
5:○ Ziehl-Neelsen染色では、石炭酸フクシン液を載せた標本を湯気が立つ程度に加温します。
色素を抗酸菌の細胞壁に浸透させた後、塩酸アルコールで脱色し、メチレン青で後染色します。
【ポイント】
Kinyoun染色は、石炭酸フクシンの濃度を高めることで加温を省いた抗酸菌染色です。
抗酸菌は赤色、背景や他の菌は青色に染まります。