正答5
解説
正解は5です。
この問題は原発性副甲状腺機能亢進症で認められないものを選ぶので、○ が答え(認められない所見)です。
副甲状腺ホルモン(PTH)が過剰に分泌され、骨、腎臓、腸管を介して血清カルシウムが上昇する疾患です。
【選択肢別解説】
1:× 認められる所見です。
PTHが破骨細胞による骨吸収を促進するため骨がもろくなり、病的骨折を起こします。
2:× 認められる所見です。
PTHは腎の近位尿細管でのリンの再吸収を抑えるため、低リン血症となります。
3:× 認められる所見です。
骨からのカルシウム動員と腎でのカルシウム再吸収の促進により、高カルシウム血症となります。
4:× 認められる所見です。
PTHは近位尿細管での重炭酸イオンの再吸収を抑えるため、高クロール性の代謝性アシドーシスをきたします。
5:○ これは認められません。
PTHは腎の1α-水酸化酵素を活性化するため、活性型ビタミンD₃の合成は低下ではなく増加します。
【ポイント】
原発性副甲状腺機能亢進症は、腺腫によるものが最も多い疾患です。
尿路結石、骨病変、消化性潰瘍、膵炎などを合併します。