正答5
解説
正解は5です。
組織の放射線感受性は、Bergonié-Tribondeauの法則で説明されます。
細胞分裂が盛んで、将来の分裂回数が多く、形態・機能が未分化な細胞ほど放射線に弱いという法則です。
【選択肢別解説】
1:× 筋肉組織の細胞はほとんど分裂しない高度に分化した細胞で、放射線感受性は低いです。
2:× 結合組織は分裂頻度が低く、放射線感受性は中等度から低い部類に入ります。
3:× 脂肪組織も分裂が少なく、放射線感受性は低い組織です。
4:× 神経組織の神経細胞は成人ではほとんど分裂せず、放射線感受性が最も低い組織の一つです。
5:○ リンパ組織のリンパ球は放射線感受性が非常に高い細胞です。
少ない線量でも細胞死を起こすため、被ばく後早期に末梢血リンパ球数が減少します。
【ポイント】
放射線感受性が高いのは、リンパ組織、造血組織(骨髄)、生殖腺、腸管上皮です。
リンパ球は分裂していなくても放射線で死にやすい例外的な細胞であり、被ばく線量の推定に用いられます。