正解を2つ選んでください。
正答3・5
解説
正解は3と5です。
核酸の純度は、核酸の吸収極大である260 nmと、タンパク質の吸収極大である280 nmの吸光度の比(A260/A280)で判定します。
タンパク質の混入が多いほど280 nmの吸光度が増え、比は小さくなります。
【選択肢別解説】
1:× 240 nmは核酸の純度判定に使う波長ではありません。
核酸の吸光度は260 nm付近で最大となります。
2:× 250 nmは核酸の吸収極大からずれており、純度判定には用いません。
3:○ 核酸は塩基の芳香環により260 nmに吸収極大をもちます。
そのため260 nmの吸光度で核酸量を求め、純度判定の分子側にも使います。
4:× 270 nmは純度判定に用いる標準の波長ではありません。
5:○ タンパク質はトリプトファンやチロシンなどの芳香族アミノ酸により280 nmに吸収極大をもちます。
A260/A280比の分母として、タンパク質の混入を評価します。
【ポイント】
A260/A280比は、純度の高いDNAで約1.8、RNAで約2.0が目安です。
これより低い値はタンパク質やフェノールの混入を疑います。
230 nmの吸光度(A260/A230)は塩類や有機溶媒の混入の指標になります。