正答3
解説
正解は3です。
食中毒統計では、「事件数(発生件数)」と「患者数」で上位の病因物質が異なります。
平成30年〈2018年〉の患者数はノロウイルスが最も多く、全体の約半数を占めました。
【選択肢別解説】
1:× 病原大腸菌(腸管出血性大腸菌を含む)による食中毒は、集団発生で患者数が増えることがありますが、平成30年の患者数は最多ではありません。
2:× ウェルシュ菌は、大量調理したカレーや煮物などで集団食中毒を起こし、1件あたりの患者数が多い菌です。
しかし平成30年の患者数はノロウイルスより少ない値でした。
3:○ ノロウイルスは平成30年の食中毒の患者数で最も多い病因物質です。
冬に多く、少量のウイルスで感染するため、給食施設などで大規模な集団発生を起こしやすいのが特徴です。
4:× サルモネラ属菌は卵や食肉が原因となる細菌性食中毒です。
平成30年の患者数は最多ではありません。
5:× カンピロバクターは鶏肉の生食や加熱不足で起こる細菌性食中毒で、事件数は多いものの、1件あたりの患者数は少なめです。
平成30年の患者数は最多ではありません。
【ポイント】
平成30年の事件数で最も多かったのはアニサキスで、次いでカンピロバクターでした。
「患者数はノロウイルス、事件数はアニサキスとカンピロバクター」と区別して覚えましょう。