正答5
解説
正解は5です。
RhD陰性の母親がRhD陽性の胎児を妊娠すると、分娩時などに胎児の赤血球が母体に入り、母親が抗D抗体を作ることがあります。
次の妊娠でこの抗体が胎盤を通過すると、胎児に溶血性疾患を起こします。
抗D免疫グロブリンは、母体が感作される前に胎児のRhD陽性赤血球を排除して、抗体産生を防ぐために投与します。
【選択肢別解説】
1:× 妊娠8週は抗D免疫グロブリンの定期的な投与時期ではありません。
2:× 妊娠16週も定期的な投与時期ではありません。
ただし流産や羊水検査など、胎児の血液が母体に入るおそれがある処置の後には投与します。
3:× 妊娠24週は定期的な投与時期ではありません。
妊娠中の予防投与は妊娠28週前後に行います。
4:× 妊娠32週は定期的な投与時期ではありません。
妊娠中の予防投与は妊娠28週前後に行います。
5:○ 分娩時は胎児の赤血球が最も多く母体に入る時期です。
児がRhD陽性であれば、分娩後72時間以内に抗D免疫グロブリンを投与して母体の感作を防ぎます。
【ポイント】
抗D免疫グロブリンは「妊娠28週前後」と「分娩後72時間以内」の2回投与が基本です。
すでに抗D抗体ができている母親には、投与しても予防効果はありません。