正解を2つ選んでください。
正答1・4
解説
正解は1と4です。
血液培養では、採血時に皮膚の常在菌や環境中の菌が混入することがあります。
混入(コンタミネーション)しやすい菌が1セットだけから検出された場合は、汚染菌の可能性が高いと判断します。
【選択肢別解説】
1:○ Bacillus subtilis(枯草菌)は土壌や空気中に広く存在する芽胞形成菌です。
血液培養では環境からの混入として検出されることが多く、汚染菌の可能性が高い菌です。
2:× Escherichia coliは尿路感染や胆道感染から菌血症を起こす代表的な原因菌です。
血液培養で検出されたら真の菌血症として扱います。
3:× Staphylococcus aureusは皮膚にいることもありますが、病原性が強く、菌血症や感染性心内膜炎の主要な原因菌です。
1セットだけの検出でも汚染菌とはみなしません。
4:○ Propionibacterium acnes(現在の学名はCutibacterium acnes)は皮膚の毛包にいる常在菌です。
採血時に皮膚から混入しやすく、汚染菌の可能性が高い菌です。
5:× Pseudomonas aeruginosaは免疫力の低下した患者で重い菌血症を起こす日和見感染菌です。
血液培養で検出されたら真の菌血症として扱います。
【ポイント】
汚染菌になりやすいのは、コアグラーゼ陰性ブドウ球菌、Bacillus属(炭疽菌を除く)、Cutibacterium属、Corynebacterium属などの皮膚・環境の菌です。
汚染と真の菌血症を見分けるため、血液培養は2セット以上採取します。