正答1
解説
正解は1です。
粘液は、上皮細胞が分泌する糖蛋白を主成分とする物質です。
H-E染色では淡く染まるだけなので、粘液の証明には特殊染色を用います。
【選択肢別解説】
1:○ Alcian blue染色は、酸性粘液多糖を青色に染める方法です。
消化管の杯細胞の粘液や、腺癌が産生する粘液の証明に用いられます。
2:× elastica van Gieson染色は、弾性線維を黒紫色、膠原線維を赤色に染め分ける方法です。
粘液の染色には用いません。
3:× Giemsa染色は、血液細胞や骨髄細胞のほか、ヘリコバクター・ピロリなどの微生物の観察に用いる方法です。
粘液の染色法ではありません。
4:× Masson trichrome染色は、膠原線維を青色、筋線維を赤色に染め分ける方法です。
線維化の評価に用いられ、粘液の染色法ではありません。
5:× PAM染色は、過ヨウ素酸メセナミン銀で基底膜を黒く染める方法です。
腎生検で糸球体基底膜の観察に用いられます。
【ポイント】
粘液の染色法には、Alcian blue染色、PAS染色、mucicarmine染色、colloidal iron染色があります。
Alcian blue染色とPAS染色を組み合わせると、酸性粘液は青、中性粘液は赤紫に染め分けられます。