正解を2つ選んでください。
正答4・5
解説
正解は4と5です。
尿中デオキシピリジノリン〈DPD〉は、骨のⅠ型コラーゲンをつなぐ架橋成分です。
骨が壊されると血中に放出されて尿に排泄されるため、骨吸収マーカーとして用いられます。
【選択肢別解説】
1:× 骨粗鬆症、特に閉経後の骨粗鬆症では骨吸収が亢進しているため、DPDは低値ではなく高値を示します。
2:× 閉経後の女性はエストロゲンの低下で骨吸収が進むため、DPDは男性より女性のほうが高値を示す傾向があります。
3:× 悪性腫瘍が骨に転移すると、骨が破壊されて骨吸収が亢進します。
そのためDPDは低値ではなく高値を示します。
4:○ 成長期には骨の形成と吸収がともに盛んに行われています。
そのため健常者でもDPDは高値を示します。
5:○ 原発性副甲状腺機能亢進症では、過剰な副甲状腺ホルモンが破骨細胞の働きを高めて骨吸収を促します。
そのためDPDは高値を示します。
【ポイント】
骨吸収マーカーにはDPDやⅠ型コラーゲン架橋N-テロペプチド〈NTX〉、酒石酸抵抗性酸ホスファターゼ5b〈TRACP-5b〉があります。
骨形成マーカーには骨型アルカリホスファターゼやオステオカルシンがあります。