正答2
解説
正解は2です。
電気味覚検査は、舌に微弱な直流電流を流して味覚の閾値を調べる検査です。
舌の部位ごとに支配神経が異なるため、刺激部位を変えて神経ごとの障害を評価します。
【選択肢別解説】
1:× 三叉神経は顔面の皮膚感覚と咀嚼筋の運動を支配します。
舌の前方の一般知覚(触覚・痛覚)は伝えますが、鼓索神経を分岐する神経ではありません。
2:○ 鼓索神経は顔面神経(第Ⅶ脳神経)の枝です。
舌の前3分の2の味覚を伝えるため、電気味覚検査で顔面神経麻痺の障害部位の診断に用いられます。
3:× 舌咽神経は舌の後ろ3分の1の味覚と知覚を伝えます。
電気味覚検査の対象にはなりますが、鼓索神経を分岐する神経ではありません。
4:× 迷走神経は喉頭蓋周辺の味覚の一部と、胸腹部の内臓の知覚・運動を支配します。
鼓索神経とは関係がありません。
5:× 舌下神経は舌を動かす筋肉の運動を支配する神経です。
味覚は伝えません。
【ポイント】
味覚は「舌の前3分の2が顔面神経(鼓索神経)、後ろ3分の1が舌咽神経」と覚えます。
軟口蓋の味覚は顔面神経の枝である大錐体神経が伝えます。