正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4です。
内部精度管理には、管理試料(コントロール)を測定する方法と、日々の患者データそのものを利用する方法があります。
患者データを用いる方法は、検体の取り違えや個々の検体の異常を見つけるのに役立ちます。
【選択肢別解説】
1:× 累積和法は、管理試料の測定値と目標値の差を積み重ねて、小さな系統誤差を早く見つける方法です。
患者データではなく管理試料を用います。
2:× X-R管理図法は、管理試料を繰り返し測定し、平均値(X)と範囲(R)の推移を管理図で監視する方法です。
患者データは用いません。
3:○ 項目間チェック法は、同じ患者検体の複数項目の関係が妥当かを確かめる方法です。
例えば総蛋白とアルブミン、尿素窒素とクレアチニンの比などを照合するので、患者データを用います。
4:○ デルタチェック法は、同じ患者の前回値と今回値を比べ、変化が大きすぎないかを確かめる方法です。
検体の取り違えや測定ミスの発見に有効で、患者データを用います。
5:× マルチルール管理図法(Westgardのルール)は、管理試料の測定値に複数の判定ルールを当てはめて、誤差の有無と種類を判断する方法です。
患者データは用いません。
【ポイント】
患者データを使う方法には、項目間チェック、デルタチェックのほか、患者データの平均値の推移を監視する方法(正常者平均法やBull法など)もあります。