正答2
解説
正解は2です。
腫瘍マーカーは、がん細胞が作る物質を血液などで測る検査です。
多くは臓器に特異的ではありませんが、主な対象となるがんはおおよそ決まっています。
この問題は誤っている組合せを選ぶので、○ が答え(誤った組合せ)です。
【選択肢別解説】
1:× CEA(がん胎児性抗原)と胃癌の組合せは正しいです。
CEAは胃癌や大腸癌など、消化器の腺癌で上昇します。
2:○ SCCと大腸癌の組合せは誤りです。
SCC(扁平上皮癌関連抗原)は、扁平上皮癌のマーカーです。
子宮頸癌、肺の扁平上皮癌、食道癌、頭頸部癌などで上昇します。
大腸癌は腺癌が大部分のため、CEAやCA19-9を用います。
3:× CA125と卵巣癌の組合せは正しいです。
CA125は卵巣癌、特に漿液性癌で高値になります。
子宮内膜症でも上昇します。
4:× CA19-9と膵癌の組合せは正しいです。
膵癌や胆道癌で高値になります。
Lewis抗原陰性の人では上昇しない点に注意します。
5:× PIVKA-Ⅱと肝癌の組合せは正しいです。
PIVKA-ⅡはビタミンKの働きが不十分なときにできる異常プロトロンビンで、肝細胞癌で上昇します。
【ポイント】
扁平上皮癌のマーカーはSCCとCYFRA21-1です。
肝細胞癌のマーカーはAFPとPIVKA-Ⅱで、ワルファリン服用中はPIVKA-Ⅱが上がる点も頻出です。