正答2
解説
正解は2です。
透過型電子顕微鏡の標本は、超薄切片を作るため、光学顕微鏡とは異なる試薬を使います。
固定、脱水、置換、包埋、超薄切、電子染色の各工程の試薬を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 固定にはホルマリンではなく、グルタルアルデヒドによる前固定と四酸化オスミウムによる後固定を使います。
ホルマリンは光学顕微鏡標本の固定液です。
2:○ 脱水にはエタノールを使います。
濃度の低いエタノールから順に上げていき、組織の水分を取り除きます。
3:× 置換にはキシレンではなく、酸化プロピレンを使います。
キシレンは、パラフィン包埋で使う光学顕微鏡用の置換剤です。
4:× 包埋にはパラフィンではなく、エポキシ樹脂を使います。
パラフィンは軟らかく、超薄切片を作ることができません。
5:× 電子染色にはタンニン酸ではなく、酢酸ウランとクエン酸鉛を使います。
重金属が電子線を散乱させ、コントラストを生み出します。
【ポイント】
電子顕微鏡標本は、グルタルアルデヒド・オスミウム酸固定、エタノール脱水、酸化プロピレン置換、エポキシ樹脂包埋の流れです。
電子染色は「酢酸ウランとクエン酸鉛の二重染色」と覚えましょう。