正答5
解説
正解は5です。
レニンは、腎臓の傍糸球体細胞から分泌される酵素です。
腎臓の血流や循環血液量が減ると分泌が増え、アルドステロンの分泌につながります。
逆に、体液量が増えていると分泌は抑えられます。
【選択肢別解説】
1:× 脱水では循環血液量が減るため、レニン分泌が刺激されます。
血漿レニン活性は低値ではなく高値になります。
2:× Addison病では副腎皮質からのアルドステロンが不足し、ナトリウムと水が失われます。
体液量が減るため、レニン活性は高値になります。
3:× 利尿薬を服用すると、ナトリウムと水が排泄されて体液量が減ります。
そのため、レニン活性は高値になります。
4:× 腎血管性高血圧症では、腎動脈の狭窄で腎臓の血流が減ります。
腎臓が血圧の低下と感じてレニンを多く分泌するため、高値になります。
5:○ 原発性アルドステロン症ではレニン活性が低値を示します。
副腎の腺腫などからアルドステロンが勝手に過剰に分泌されます。
ナトリウムと水が体内にたまり体液量が増えるため、レニンの分泌が抑えられます。
【ポイント】
原発性アルドステロン症は「アルドステロン高値・レニン低値」で、両者の比が高くなります。
腎血管性高血圧症などの二次性アルドステロン症は「レニンもアルドステロンも高値」です。