正答4
解説
正解は4です。
リン脂質は、骨格となる分子によって2つに分けられます。
グリセロールを骨格とするグリセロリン脂質と、スフィンゴシンを骨格とするスフィンゴリン脂質です。
この問題はグリセロリン脂質ではないものを選ぶので、○ が答え(グリセロリン脂質でない脂質)です。
【選択肢別解説】
1:× レシチンはホスファチジルコリンのことで、グリセロリン脂質です。
グリセロールに脂肪酸2つとリン酸・コリンが結合しています。
2:× セファリンはホスファチジルエタノールアミンのことで、グリセロリン脂質です。
3:× リゾレシチンは、レシチンから脂肪酸が1つ外れたものです。
骨格はグリセロールのままなので、グリセロリン脂質です。
4:○ スフィンゴミエリンはグリセロリン脂質ではありません。
骨格はグリセロールではなく、スフィンゴシンです。
スフィンゴシンに脂肪酸が結合したセラミドに、ホスホコリンが付いた構造のスフィンゴリン脂質です。
5:× ホスファチジルセリンはグリセロリン脂質です。
細胞膜の内側に多く、外側に出るとアポトーシス細胞の目印になります。
【ポイント】
血清リン脂質の大部分はレシチンで、次いでスフィンゴミエリンが多く含まれます。
羊水のレシチン/スフィンゴミエリン比は、胎児の肺成熟度の指標として知られています。