正答5
解説
正解は5です。
PCRの非特異的バンドは、プライマーが目的以外の配列に結合して増幅されることで生じます。
対策は、プライマーの結合条件を厳しくする方向に反応条件を変えることです。
【選択肢別解説】
1:× サイクル数を増やすと、非特異的な産物もさらに増幅されます。
改善するには、むしろサイクル数を減らします。
2:× Mg²⁺の濃度を上げると、プライマーの結合が安定して誤った結合も増えます。
非特異的バンドを減らすには、Mg²⁺濃度を下げます。
3:× サンプル(鋳型DNA)の量を増やすと、非特異的な結合の機会が増えます。
過剰な鋳型は減らす方向で調整します。
4:× プライマーの量を増やすと、誤った結合やプライマーダイマーが増えます。
減らす方向で調整するのが適切です。
5:○ アニーリング温度を上げると、プライマーは完全に相補的な配列にしか結合しにくくなります。
そのため、目的外の増幅が減り、非特異的バンドが消えやすくなります。
【ポイント】
非特異的増幅への対策は「アニーリング温度を上げ、Mg²⁺・プライマー・鋳型・サイクル数を減らす」です。
ホットスタート法も、反応開始前の誤った結合を防ぐ有効な方法です。