正答5
解説
正解は5です。
赤血球浸透圧抵抗検査は、濃度の異なる低張食塩水に赤血球を入れ、どの濃度で溶血するかを調べる検査です。
赤血球の表面積に対して体積が大きいほど、少しの膨張で壊れやすくなり、抵抗は減弱します。
【選択肢別解説】
1:× 肝硬変症では抵抗は減弱せず、むしろ増大します。
赤血球膜に脂質が増えて標的赤血球になり、表面積に余裕ができるためです。
2:× サラセミアでは抵抗は減弱せず、増大します。
薄く小さい赤血球や標的赤血球が多く、膨張に耐えられるためです。
3:× 鉄欠乏性貧血では抵抗は減弱せず、増大します。
ヘモグロビンが少ない菲薄赤血球で、膨らむ余地が大きいためです。
4:× 甲状腺機能亢進症は、浸透圧抵抗の減弱を起こす代表的な疾患ではありません。
5:○ 遺伝性球状赤血球症では抵抗が減弱します。
膜蛋白の異常で赤血球が球状になり、表面積に余裕がないため、わずかな低張でも破裂するためです。
【ポイント】
浸透圧抵抗の減弱は「球状赤血球」、増大は「標的赤血球や菲薄赤血球」と覚えましょう。