正答4
解説
正解は4です。
健常成人の体内の鉄は、男性でおよそ3〜4 gです。
そのほとんどは機能鉄として赤血球のヘモグロビンに含まれ、残りが貯蔵鉄などとして存在します。
【選択肢別解説】
1:× 血清鉄はトランスフェリンに結合して運ばれている鉄で、量はごくわずか(数mg程度)です。
2:× 組織鉄は、シトクロムなどの酵素に含まれる鉄で、全体のごく一部にすぎません。
3:× 貯蔵鉄はフェリチンやヘモジデリンとして肝臓や脾臓に蓄えられた鉄です。
全体の約20〜30%で、最も多いわけではありません。
4:○ ヘモグロビン鉄が最も多く、体内の鉄の約3分の2を占めます。
赤血球のヘモグロビンが酸素を運ぶために鉄を必要とするためです。
5:× ミオグロビン鉄は筋肉内で酸素を蓄える蛋白に含まれる鉄で、全体の数%程度です。
【ポイント】
鉄の量は「ヘモグロビン鉄>貯蔵鉄>ミオグロビン鉄>組織鉄>血清鉄」の順です。
鉄欠乏では、まず貯蔵鉄(フェリチン)が減り、その後ヘモグロビンが低下します。