正答2
解説
正解は2です。
大腸癌は日本で罹患数の多い癌の一つです。
組織型、好発部位、転移の経路、肉眼分類、早期癌の定義がよく問われます。
【選択肢別解説】
1:× 大腸癌は扁平上皮癌ではなく、ほとんどが腺癌です。
大腸の粘膜は円柱上皮で覆われているためです。
2:○ 血行性転移は肝臓に多いです。
大腸の静脈血は門脈を通って肝臓に流れ込むため、癌細胞が最初に肝臓にとどまりやすいのです。
3:× 最も多く発生するのは上行結腸ではなく、直腸とS状結腸です。
両者で大腸癌の半数以上を占めます。
4:× 肉眼分類の1型は潰瘍形成ではなく、隆起腫瘤型です。
潰瘍を形成するのは2型(潰瘍限局型)と3型(潰瘍浸潤型)です。
5:× 早期大腸癌は、浸潤が粘膜固有層までではなく、粘膜内または粘膜下層までにとどまるものと定義されます。
リンパ節転移の有無は問いません。
【ポイント】
消化管癌の肉眼型は、0型が表在型、1型が隆起、2型と3型が潰瘍、4型がびまん浸潤型です。
大腸癌の転移は肝臓、次いで肺に多くみられます。