正解を2つ選んでください。
正答1・5
解説
正解は1と5です。
骨などを酸で脱灰したあと、組織に残った酸は染色性の低下や組織の膨化の原因になります。
そこで、脱灰後には中和液に浸してから水洗します。
【選択肢別解説】
1:○ ミョウバン(5%程度の水溶液)は中和に用います。
酸による組織の膨化を抑える作用があります。
2:× リン酸緩衝液は固定液の調製などに用いるもので、酸脱灰後の中和液としては一般的ではありません。
3:× 塩酸アルコールは酸性の液で、H-E染色でヘマトキシリンの分別に用います。
中和には使いません。
4:× 水酸化カリウムは強アルカリで、組織を傷めるため脱灰後の中和には用いません。
5:○ 硫酸ナトリウム(5%程度の水溶液)は中和に用います。
酸脱灰後の組織に浸透させ、残った酸による影響を除きます。
【ポイント】
酸脱灰後の中和液は「5%硫酸ナトリウム」と「5%ミョウバン」が代表です。
EDTAによる脱灰は中性で行うため、中和は必要ありません。