正答1
解説
正解は1です。
周期性同期性高振幅徐波結合〈PSD〉は、高振幅の鋭い徐波群が一定の間隔で繰り返し出現する脳波所見です。
特定の疾患に特徴的なので、疾患と脳波所見の対応を覚えておく必要があります。
【選択肢別解説】
1:○ 亜急性硬化性全脳炎〈SSPE〉では、高振幅徐波群が数秒から十数秒ごとに周期的に出現します。
麻疹ウイルスの持続感染による疾患で、ミオクローヌスと同期するのが特徴です。
2:× 肝性脳症に特徴的なのはPSDではなく三相波です。
陽性の大きな波を中心とする3相の波が、前頭部優位に出現します。
3:× 欠神発作に特徴的なのはPSDではなく、3 Hzの棘徐波複合です。
過呼吸で誘発されやすいのが特徴です。
4:× 脳動脈硬化症では、徐波化などの非特異的な変化がみられるだけで、PSDは出現しません。
5:× もやもや病に特徴的なのは、過呼吸終了後に再び徐波が出現するリビルドアップ現象です。
PSDではありません。
【ポイント】
PSDはSSPEとクロイツフェルト・ヤコブ病で出現します。
SSPEでは周期が長く(数秒以上)、ヤコブ病では約1秒ごとの周期性同期性放電になります。