正答4
解説
正解は4です。
心臓の各部屋と大動脈の圧を、収縮期と拡張期の両方で比較する問題です。
収縮期に最も高い圧を生み、拡張期にはほぼ0近くまで下がる部屋が、差の最も大きい部位になります。
【選択肢別解説】
1:× 右房の圧は平均で数mmHgと低く、変動もわずかです。
差は最も大きくありません。
2:× 右室の圧はおよそ25/5 mmHg程度です。
収縮期圧が低いので、差は約20 mmHgにとどまります。
3:× 左房の圧は平均で10 mmHg前後と低く、変動も小さい部位です。
4:○ 左室の圧はおよそ120/5〜10 mmHgです。
収縮期には全身へ血液を送るため高圧になり、拡張期には僧帽弁から血液を受け入れるため低圧になります。
差は100 mmHgを超え、最も大きくなります。
5:× 大動脈の圧はおよそ120/80 mmHgです。
拡張期も大動脈弁が閉じて弾性により圧が保たれるため、差は約40 mmHgです。
【ポイント】
心室の拡張期圧は心房圧に近い低い値になり、大動脈の拡張期圧は約80 mmHgに保たれます。
この違いが、左室で圧差が最大になる理由です。