尿路感染症を疑う患者の中間尿を滅菌生理食塩液で100倍希釈し、希釈尿の10μLを定量培養した。
尿路感染の原因と判断できる細菌数≧10⁵ cfu/mLと判定されるコロニー数はどれか。
正答2
解説
正解は2です。
尿の定量培養では、培地に生えたコロニー数から、もとの尿1mL中の菌数を逆算します。
希釈倍率と塗布した量の両方を考慮して計算します。
【計算】
判定基準の菌数=1×10⁵ cfu/mL
100倍希釈後の菌数=1×10⁵÷100=1×10³ cfu/mL
塗布量=10μL=0.01mL
コロニー数=1×10³ cfu/mL×0.01mL=10個
【選択肢別解説】
1:× コロニー1個は、もとの尿で1×10⁴ cfu/mLに相当し、基準の10⁵には届きません。
2:○ コロニー10個は、もとの尿で1×10⁵ cfu/mLに相当し、尿路感染の原因と判断できる菌数です。
3:× コロニー100個は、もとの尿で1×10⁶ cfu/mLに相当します。
10⁵以上ではありますが、基準値にちょうど相当するコロニー数ではありません。
4:× コロニー1,000個は、もとの尿で1×10⁷ cfu/mLに相当し、基準値に相当する数ではありません。
5:× コロニー10,000個は、もとの尿で1×10⁸ cfu/mLに相当し、基準値に相当する数ではありません。
【ポイント】
菌数(cfu/mL)は「コロニー数×希釈倍率÷塗布量(mL)」で求めます。
本問では10×100÷0.01=1×10⁵ cfu/mLとなります。